男性下着「ふんどし」にまつわるエピソード
これまで、男性下着の様々な歴史についてご紹介してきましたが、今回はふんどしにまつわるエピソードをいくつかご紹介していきます。
ふんどしの登場は今から約1400年前頃!?
以前ブログの中で、日本の一般男性はいつ頃から下着をつけ始めたのかについて、「一般庶民派は江戸時代から、それ以前からも身分の高い人は身に着けており、戦国時代ではふんどしを付けているかどうかで討ち取った相手の身分を判別していた」という内容を書きました。
しかしながら、存在していたのはそれよりも随分前で、1400年前頃の古墳時代の遺跡から「ふんどし」のようなものを締めた男性の埴輪や力士の埴輪が出土しています。
そこまで時代をさかのぼっても、ふんどしスタイルを確認することができるんですね。
また「相撲」についても、日本においていつから行われていたのかは定かではないそうですが、出土した埴輪から、この時代にはすでに力くらべとしての相撲が行われていたことが想像され、古事記の神話からも、相撲の起源は神話の世界にまで遡ることがわかります。
ふんどしには神様がいた!?
日本には八百万の神様というものがあります。
日本人は古代から稲作をはじめとした農耕や漁などを通じて、自然と関わりながら生活をしてきました。
自然の恵みにあやかる一方で、台風や日照りなどの脅威にもさらされることで、人々は自然現象に神を感じるようになりました。
また清浄な山や岩、木や滝といった自然物にも神を感じて祀るようになり、その場所に注連縄(しめなわ)と紙垂(しで)を印し、建物が建てられて神社となりました。
神道の神々は、海の神、山の神のような自然界や自然現象を司る神々、商売や学問の神々、縁結びなど人間関係の神など、その数と種類の多さから「八百万の神」と言われていますが、そんな神々の中になんと、ふんどしの神様も存在するようです。
名前は開囓神 (アキクイ)。
日本書紀では褌(フンドシ)から開囓神 (アキクイ)が生まれたと書いてあり、イザナギが黄泉の国から帰ってきて禊をするために、衣服やアクセサリーを取り去った時に生まれた神なんだそうです。
江戸時代はレンタルふんどしや洗濯代行まであったらしい!!
江戸時代に一般庶民も付け始めたというふんどし。
その時代になると、絹・麻だけではなく木綿を使用した「ふんどし」が流通しはじめたことから、一般庶民にも広く普及しました。
とはいえ、木綿もまだまだ庶民にとっては高嶺の花。
六尺ふんどしを新品で購入すると、250文(約5,000円)、お祭りや吉原の遊郭へ出かける際には、「レンタルふんどし」を使うということもあったそうです。
当時は損料屋という今でいうレンタルショップがあり、そこでお値打ちに借りていくという話も残っているようで、ふんどしを見せるのが粋みたいな文化においては、男性にとって当然のたしなみだったのかもしれません。
武士の身分でふんどしを自分で洗うの恥ずかしいということで、ふんどしの洗濯を代行して行うという商売もあったそうな・・・。
さいごに
「信じるか信じないかはあなた次第」ですが、深掘りしていくとおもしろエピソードが満載ですね。
当社のふんどしぱんつも多くの過程を経て完成した男性下着です。
気になる方はぜひ試してみてくださいね。
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最近は息子と虫捕り、キャンプに行って焚き火を眺めることにハマってます!
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