和紙糸の作り方

カンブリア宮殿で浅野撚糸さんの物語が放送されていましたね。

「エアーかおる」は私自身も以前から存じ上げており、ギフト用に購入したこともあります。
とても素敵な商品ですが、それよりも気になったものが「“和紙の糸”で作るジーンズ」。

なぜなら、当社で発売予定のふんどしパンツが何を隠そう“和紙の糸”を使っているからなんです。

(参照:中部経済新聞に掲載されました/2018年5月8日)

では、和紙の糸ってどのように作られるのでしょうか?
(※以下、当社で使用しているものについてのご紹介です)

撚糸(ねんし)とは

まず、そもそも「撚糸」って何?て思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

糸に撚り(より)をかけること、または撚りをかけた糸のことを撚糸(ねんし)といいます。

一般的に衣類に使われている糸などは撚りがかけられています。

針に糸を通す際に、糸の先がなかなか穴に通らないことってありますよね?

で、その時どうするか?

少し湿らせてから先をねじって戻そうとしませんか?

そうなんです。撚りがかかった糸を切った時に撚りが解かれてしまい、先が広がって穴に入れづらくなるので、撚りを元に戻そうとしてついペロッと舐めてネジネジしてしまうんですね。

糸はこの撚りのかけ方で様々な強さや性能を得ることができます。

奥が深いです。

無撚糸もある

また、撚りをかけていない「無撚糸」というものもあります。

加工方法は色々あるようですが、一度撚りをかけたものを逆に撚りをかけて解く手法。

水溶性の糸と本で撚糸し、のちに水溶性の糸だけ溶解することで1本が撚りが解けた状態にする手法や圧縮空気を原糸に充てて互いを結束させて糸にするエアー加工などがあります。

浅野撚糸さんのエアーかおるも水溶性糸を使用しているようですが、無撚糸とは異なるようです。これが特許工法なのでしょうね。

和紙糸ができるまで

①マニラ麻の収穫

自生および栽培されるマニラ麻は非常に成長が早く、2~3年で成熟し収穫できます。

成熟したマニラ麻を伐採して葉脈部分を裂いて繊維を取り出します。

②パルプ化工程

地球釜を使用してマニラ麻を蒸解し、和紙にした場合強靭となるパルプを作ります。

採ってきたマニラ麻がこの工程でドロドロになります。

③抄繊工程

セルロース純度の高いマニラ麻パルプを用い、日本独自の抄紙機にて均一で薄くて強い原紙が作られます。

日本で古くから使われている抄繊糸(しょうせんし)の名称はこの「紙を抄く(漉く)」という工程から使われているそうです。

ドロドロになったマニラ麻を日本独自の製法で薄い紙にします。

④スリット工程

和紙糸原紙を高性能なマイクロスリッターにて1~4㎜巾に細くスリットし、スパイラル状に巻き取ります。

⑤撚糸工程

いよいよ撚糸スタートです。

スリットされた和紙に撚りをかけたり、また他の繊維と交撚したりして、意匠撚糸として編み物・織物用としての素材が出来上がります。

最後に

いかがでしたでしょうか。

現代では、かなり大型機械を使用しての工程を経ていますが、和紙糸自体はかなり古くから存在しているものなんです。

昔の人がどうやって作っていたのかも大いに気になりますね。

ふんどしぱんつの新製品もどうぞお楽しみにー。

投稿者プロフィール

ふんどしパンツ
ふんどしパンツ
メガネ屋でもありパンツ屋でもあり・・・。
SS級認定眼鏡士として、時々「メガネプラザ」「グラスヒュッテ」というメガネ屋の売場にも立ってます。