あなたはもうチェック済？2022年の色は・・・

年が明けたと思っていたら、早くも1月が終わろうとしております。

新型コロナウイルスの感染者数も再び急拡大し、2022年の先行きが気になるところではありますが、「オミクロン株は重症化しにくい」という情報もあるのがせめてもの救いでしょうか。今しばらく辛抱が必要ですね。

さて、今回は「色」についてです。

毎年、12月に今年の色・来年の色について発表があるのをご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、色や選定理由などご紹介していきます。

そもそも誰が色を選定しているのか？

今年の色、来年の色は、色への関心を高めるため、15年からJAFCA（一般社団法人 日本流行色協会）で選定、発表しています。

JAFCAは「色で新しい価値を創造します」をヴィジョンに掲げ、産業界のカラーデザインの向上、広く世間一般に豊かな色彩生活を提供することを目標として様々な活動をしている団体です。

公式ホームページではレディスウェア、メンズウェア、プロダクツ&インテリアのカラートレンド情報も紹介されていますので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

今年（2022年）の色は？

2022年の色は「ジョリーコーラル」。

系統色名はビビッド・イエロイッシュ・ピンクです。

（画像：日本流行色協会ホームページより）

なんとなくわかりづらいですが、蛍光色のコーラルオレンジなんだそうです。

コーラルオレンジは、オレンジ色に赤を足したようなピンクがかった色味で、コーラルピンク・コーラルレッドとともに女性には化粧品などで馴染みのあるカラーかもしれませんね。

「コーラル（Coral）＝珊瑚」を意味しています。

カラー選定の理由

新型コロナウィルスの感染拡大をうけ、制限される暮らしが続きました。いつ解放されるか分からない不安、変わっていく生活‥。 それでも私たちは日々の暮らしを諦めるわけにはいかず、この不自由な状況になんとか適応しようとしてきました。
しかし、振り返ってよく考えてみれば、差別、格差、資源の無駄遣いなど、人にも地球にも優しいとは言えなかった「元通り」の暮らしに戻りたいでしょうか。
コロナで強制的に時間を与えられ、改めて自身をみつめたり、身の回りを整理したり、生き物としての命のありようを認識する機会が訪れました。これからの生き方を考えて生活を変えた人もいたのではないでしょうか。

引用：JAFCAホームページより

キーワードは「前に進む力 」「 鮮やかな世界 」「 楽しみの再確認 」「 瞬発力」。

「長く沈み停滞していた心にふわっと光が差すような鮮やかで軽い色、疲れた心身にビタミンと喜びをチャージしてくれる色として、ジョリーコーラルを選定しました」とのことでした。

カラー・オブ・ザ・イヤーというものもある

JAFCAのほか、パントン社が2000年より毎年発表しているカラー・オブ・ザ・イヤーというものもあります。

パントン社はアメリカ合衆国ニュージャージー州に本社がある企業で、同社の色見本帳はデザイン、印刷物、工業製品、アパレル製品などの様々な分野で使われています。

パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2022は・・・

パントンがカラー・オブ・ザ・イヤー2022に選んだ色は「ベリー・ペリ」。

活気のある赤紫の色味を帯びたダイナミックで紫がかった淡いブルーの新色です。

ブルーの持つ誠実さと不変性、レッドの持つエネルギーと興奮を融合させた、この最も幸せで暖かいブルーの色合いは、元気を与える新しさの素を注入します。

私たちは今、変革の時代に生きています。パントン・ファッション、ホーム + インテリアのカラーパレットに新たに追加となった色、PANTONE 17-3938 Very Periは、今のグローバルな時代精神と 私たちが経ている変遷の象徴です。孤立していた厳しい時代から抜け出すにつれ、私たちの概念や基準は変わりつつあります。私たちの創造的精神を活気づける、屈託のない自信と大胆な好奇心を示す、探究的で興味をそそるPANTONE 17-3938 Very Periは、私たちがこの変わってしまった可能性の展望を受け入れ、人生を書き換えるような新たなビジョンへと導いてくれます。ブルーの持つ誠実さと不変性、レッドの持つエネルギーと興奮を融合させた、この最も幸せで暖かいブルーの色合いは、元気を与える新しさの素を注入します。ブルーが象徴するいくつかの性質への感謝の気持ちを呼び起こし、今日に響く新しい視点を加えたPANTONE 17-3938 Very Periは、未来を新たな光で照らし出します。

引用：パントン社ホームページより

また、公式ホームページでは、ベリー・ペリを使ったカラーパレットを紹介していますので、このカラーを取り入れる際の参考にもなりますね。

まとめ

JAFCAが来年の色に蛍光色を選んだのも、パントンがカラー・オブ・ザ・イヤーに新色を選んだのも、実は初めてのことなんだそうです。

色の選択にも世界的な変革を表現しているのでしょう。

身に着けるもの、使う道具で気分も変わります。

毎日を気持ちよく過ごすために、今年の色が取り入れられたものを使用してみるのも良いですね。