ふんどしパンツ着用のポイント

先日、お取引先のご担当者の方から、このような質問を受けました。

「御社の商品は前の布の部分にすべて出して穿くのでしょうか?それとも一部だけ出して穿くのでしょうか?」

相手が男性であれば「〇〇も△△も出します」とすんなりお答えできるところですが、このご時世、相手が女性ということもあり一瞬言葉選びに迷い、困りました・・・というのは本当ですが本題はそこではありません(笑)

どうやらその販売店のお客様から「内側の穴の下側が痛いので、改善を」とのお声があったとのこと。

そのお客様はご自身で下からの縫い上げ部分をほどいて現在ご使用中だそうで、ご担当の方が当社にお客様のお声をお届けいただくとともに、念のため穿き方について確認したかったとおっしゃられていました。

同じようにお悩みのお客様もいらっしゃるかもしれませんので、今回のケースについて発生した要因やふんどしパンツ着用のポイントについて書かせていただこうと思います。

なぜ痛くなるのか?

問題の箇所はここだと思われます。

問題個所

ふんどしパンツは(a)内側開口部から局部をすべて出し(b)フロント部分で覆うように収める構造になっております。

局部の分離を維持するため、上下を縫い合わせて開口部の大きさ(広さ)を調整していますが、(a)下側の縫い上げ箇所が痛く感じられるようです。

これまでも同様のお声をいただいたことはありますが、その要因として①体の構造に起因するもの②パターンに起因するもの③穿き方に起因するもの、3点が考えられます。

①体の構造に起因するもの

当社のふんどしパンツは開発の段階で穴位置や大きさなど数えきれないほどモニターを重ねた結果、現在の仕様となっております。つまり、一番フィットする人が多いであろうゾーンに合わせて作っている訳です。

発売開始して5年以上経過した現在でも「これで良し」ということはなくテストを繰り返しているものの、人それぞれ大きさや位置に個体差がある以上、オーダーメイドにしない限り全ての方にフィットする製品は難しいと考えます。

また、体格の良い方ほどパンツ自体は横方向に引っ張られることになり、それに伴って必然的に縦方向は浅くなるため、その程度によっては着用感にも影響してきます。

過去にフロントのふくらみの大きさや穴位置などお客様自身で採寸したデータをいただいてフルオーダーでの受注、さらにはフロント部分のサイズ調整パッド等検討課題として上がっておりましたが、まだ実現には至っておりません。

②パターンに起因するもの

内側開口部下の縫い合わせがV字状になっているため、当たりが気になる方もいらっしゃるかもしれません。

③穿き方に起因するもの

いろいろ聞き取りを重ねると、ふんどしパンツは股上が浅めであるが故どうしてもパンツ自体を上に引っ張り上げたくなる傾向があるようです。

パンツを上に引っ張り上げると穴位置も上へ行ってしまうため、より下側の圧迫が強くなることにより着用時に痛みを感じてしまうのではないかと考えます。

対策は?

簡単に始められる対策は、とにかくパンツ自体を引っ張り上げ過ぎないこと。

最近のボクサーパンツで、特にいかにも若い方が好みそうなデザインのものは比較的股上が浅めに作られているも多く見られるようになりましたが、もともと深めのパンツを穿かれていた方やトランクス派だった方は特に上に引っ張り上げたくなるのではないかと思います。

また、「お腹が冷えないように」とか、「出てきたお腹を押さえたい」という理由もあるのではないでしょうか。

いずれにせよ、上に引っ張り上げてしまうと当然開口部が局部の付け根に食い込んでしまう結果となりますので、注意が必要です。

ちょうど良い穿き位置は?

先に述べたように、人それぞれ大きさや付いている位置に個体差がありますのでコレというのはありませんが、スッと個室に収まるのを感じたらそこで止めておくことです。

当社スタッフの中には自分で開口部の上下の縫いめを減らしたり増やしたりしている者もいます。

今回のお客様のようにふんどしパンツを自分好みにカスタムしてみるのもオススメです。

ちなみに私(182cm、66kg、Lサイズ)の場合、およそ指3~4本分下にウエストゴムのトップが来るぐらいで着用しております。

最後に

私自身、他社製品で全く身体に合わない製品も正直あります。

しかしながら、上記のようにちょっとしたことでも穿き心地は違ってきますので、参考になれば幸いです。

より多くのお客様にご支持いただけるよう、パターンやサイズ感については今後も少しずつ改善をしていきたいと考えておりますので、着用したご感想や気になる点などございましたら、どんどんお聞かせいただければ有り難く存じます。

男性でもお腹の冷えに悩まれる方もいらっしゃるようですので、腹巻きと一体化させ「お腹は温か、大事なところは涼しく」なんて商品があってもよいかもしれませんね。

今後どんな商品が発売されるのか・・・お楽しみに。

投稿者プロフィール

ふんどしパンツ
ふんどしパンツ
メガネ屋でもありパンツ屋でもあり・・・。
SS級認定眼鏡士として、時々「メガネプラザ」「グラスヒュッテ」というメガネ屋の売場にも立ってます。